パソコンのバックアップと聞くと「なんとなくやらなければならないとは思っているけど面倒なのでずるずると後回しにしている」という方が多いのではないでしょうか?普段はなかなか手がつけられない作業こそ、年末年始の時間のあるときにまとめてやっておきたいものです。そこで今回はパソコンのバックアップをするにあたって、必ず確認しておきたい3つのバックアップ項目を紹介します。
1.パソコンに保存してあるファイル
まずはパソコンに保存されている写真、動画、音楽、書類などの全てのデータを外付けハードディスクなどにバックアップします。
今は容量2TBの外付けハードディスクドライブでも10,000円以下で購入できるので、バックアップ用のハードディスクドライブを持っていない人は一台購入しておくと何かと便利です。高画質の写真や映画などの長尺の動画のファイルを大量に保存している場合を除けば、2TBあれば容量が足りなくなることはまずないと思います。
尚、パソコン同様にハードディスクも突然故障することがありますので、ハードディスクにバックアップをとったからといって、コピー元であるパソコン内のファイルは消さないで下さい。もしパソコンの容量が足りないという場合は、もう一台ハードディスクドライブを用意して、バックアップのバックアップをとるようにしましょう。少し面倒くさいと感じるかもしれませんが、ファイルは最低でも2箇所以上に保存し、できればそのうちのひとつは別の場所に保管するようにしましょう。こうすることで災害や盗難などで各機器が同時に消失することを防げます。
2.ウェブサービスのアカウント情報
GoogleやYahooなどのログイン情報も忘れずにバックアップしておきましょう。
ウェブサービスのアカウント情報、紙にメモする、WordやExcelなどにまとめてパソコン内に保存する、IDを管理してくれるアプリ(パスワードマネージャー)を使う、などなどさまざまな管理方法がありますが、自分が管理しやすい方法で問題ありません。但し、パソコン内にファイルをして保存する場合は、このファイルのバックアップも忘れずに行うようにしましょう。
3.パソコンにインストールしたソフトのプロダクトキー
プロダクトキーはパソコンを買い替えたりリカバリーしたときにソフトを再インストールする際に必要になります。パッケージで購入した場合は外箱や同梱物に、オンラインで購入した場合は購入時のメールに記載されているので、エクセルなどにまとめて書き留めておくと良いでしょう。
多数のソフトをインストールしているためメモするのが面倒だったり、プロダクトキーがわからなくなってしまった場合は、プロダクトキー復元ソフトの「Recover Keys 2」を使うと、現在インストールされているソフトのプロダクトキーが一括で書き出せるので便利です。
ウェブサービスのアカウント情報は忘れてしまっても電話番号や秘密の質問などで本人確認ができれば再発行できますが、ソフトのプロダクトキーはソフトウェア会社にユーザー登録をしていないと再発行ができないことが多いため、バックアップは確実に行いましょう。また、ユーザー登録をしていない場合はこの機会にやっておくと、紛失時のリスクが軽減できます。(ただし会社によってはソフトの違法コピーを防ぐため、ユーザー登録していても再発行できないケースもあります。)
普段バックアップをしていない人は年末年始にやっておこう
突然パソコンがクラッシュしてしまっても慌てないために、年末年始の時間のあるときにパソコンのバックアップをやっておきましょう。
ちなみに私はウェブサービスのアカウント情報とソフトのプロダクトキーはGoogleのスプレッドシートにまとめてバックアップしています。Googleのスプレッドシートのデータはクラウドに保存されるため、突然パソコンが壊れてもスマートフォンや別のパソコンからアクセスできますし、Googleアカウントに二段階認証を設定しておけば、設定したスマートフォンを持っている人間以外(つまり自分以外)はクラウド上のファイルにアクセスすることはできないので安心です。